ヒアリが東京でも見つかり殺虫剤が売れているらしいですね。twitterでは報道番組でも話題になった「ヒアリ警察」というアカウントが人気を集めています。港のコンテナ内や東京の大井ふ頭でも見つかったヒアリは殺虫剤や熱湯で駆除したとの報道から、一般家庭ではアリ=ヒアリの可能性⇒全て駆除してしまえ!ってことみたいです。ですが他のアリを駆除してしまうとヒアリにとって有利な環境になってしまうようです。ニュースでは不安を煽るような報道をしていますが、現在は家の回りのアリを駆除するような状況ではありません。今後、万が一ヒアリが陸内に入ってきた際、ヒアリにとって外的となる他のアリを駆除することで手助けすることになってしまいます。
港湾のコンテナ付近が主なので、皆さんの身のまわりには"今のところ”いない確率が高いです。その地域の担当の方々が頑張って小さなアリを駆除してくださっているので、水際で防げている印象です。ただ、これを突破されると民家や公園に現れる可能性も0ではないです。 https://t.co/8efsG2gJRG
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) July 7, 2017
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Contents
ヒアリって何?
ヒアリは南米原産のアリで、今まで日本には生息が確認されていない外来種でした。今までも侵入していた可能性も0ではないと思いますが環境省として国が確認したと発表したのは今回の兵庫県尼崎市の貨物船コンテナ内が初めてです。
環境省のヒアリについての公式資料がありました。
コチラ⇒http://www.env.go.jp/press/files/jp/106099.pdf
アリ塚(蟻の巣)はどんな形?
アリ塚は土で直径 25~60 cm、高さ 15~50 cm のドーム状
草地など開けた場所に巣を作ります。
餌は何を食べる?
小型脊椎動物、樹液、花蜜などを食べる雑食です。
ヒアリの見分け方
見分け方について環境省がPDFを配布していますのでURLを張っておきます。
コチラ⇒http://www.env.go.jp/press/files/jp/106334.pdf
肉眼で確認できる特徴
- ・赤っぽくツヤツヤしている。腹部の色は暗め
- 働きアリの大きさが 2.5mm-6.5mm と連続的な変異がある
- 行列を作り餌に集まる
顕微鏡で確認できる特徴
- 頭循前縁中央に小突起(口もとにでっぱり)
アカカミアリは頭循前縁中央に小突起はない。他の特徴は同じ。 - 触角は 10 節 先端の 2 つが大きい
- 腹柄が2節(背中に2つのコブ)
ヒアリではないもの
- 黒いアリ(ただし海外には黒いヒアリ類もいます)
- 2.5mm 以下の小さいアリ
- 赤っぽいアリでも大きさに連続的変異のないもの
赤っぽいアリって結構住宅地でも見かけるので間違いやすいかもしれません。
しかし気になるのはこの一文
ヒアリかどうかは、専門家が顕微鏡を使って観察しなければ、判断できません
もし見つけたとしても断定するのは難しいようです。
ヒアリに刺されたらどうなるのか
ヒアリはアルカロイド系の強い毒を持っています。アルカロイドは神経に非常に似ている分子で、神経の働きに作用することで様々な症状が出ます。
主な症状
- 痛み
- かゆみ
- 発熱
- じんましん
- 激しい動悸等の症状
- アレルギー性のショック
海外では死者も出ているようです。
見つけたらどうする?
もしヒアリと思われるアリを見つけても絶対に触ってはいけません。環境省の地方環境事務所に通報しましょう。市役所の環境課でも話を聞いて貰えるようです。
【ヒアリを大井ふ頭コンテナ内で発見】住宅地等では確認されておらず、発見されたヒアリはすでに駆除されています。ヒアリは強い毒を持っているので、素手で捕まえたり、触らないようにしてください。ヒアリと思われるアリを発見したら、品川区環境課まで03-5742-6751
— 品川区 (@shinagawacity) July 6, 2017
環境省 地方事務所 一覧
他のアリを駆除してはいけない理由
一般人にはヒアリと断定するのは難しく、確実だとしてもヒアリだけを駆除して他のアリを守ることは難しい作業になります。今日本にいるアリが自分たちの縄張りを守る為に闘ってくれるのだから、駆除する必要はありません。もしヒアリを見つけたら上記の環境省に連絡を入れればできる限りヒアリだけを駆除してくれます。ヒアリから守ってくれる在来種を減らすことがないように行動したいですね。
ヒアリを見つけたら、環境省の地方環境事務所など専門機関に通報。日本の蟻を程よく残しながらヒアリを駆除してくれるそうです。蟻が巣を作るのには時間がかかり、その間に、縄張り意識が強い日本の蟻が殺しにかかり天敵となるので、今、必要以上に日本の蟻を駆除しないで下さいとの事です。#ヒアリ
— michika (@michika_go) July 7, 2017
ヒアリの話さ
マスが不安煽る
↓
蟻やたら駆除する
↓
ヒアリによる死者がでる
↓
マス喜んで報道
↓
急遽特番組む
専門家が日本蟻が重要とか言う
↓
時すでに遅し
↓
日本全滅までは想像した
— サイクロン (@CfGourai) July 8, 2017
ヒアリの死者100人は嘘だった?
環境省は海外でヒアリによる死者が年100人以上という記事をホームページに掲載していましたが、根拠が確認できないとして現在は該当記事を削除しています。
ヒアリで年100人死亡、根拠なし 米国の被害記述削除 環境省 https://t.co/3GRr6bLdyY pic.twitter.com/HL7NKNC8mA
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 19, 2017